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↑ ヨーロピアン-1スキームに塗り替えられた1985年以降の塗装例で、ミグ撃墜は2機の実績があるはずだが、インテークの星は1つだけである。
↑ 1983年8月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-66-7683。この機体も嘉手納の18th TFW/25th TFSにいた機体で、胴体部分は迷彩塗装がオーバースプレーされ、尾翼の迷彩パターンも沖縄にいた当時のものから変化している。。
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↑ 1986年5月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-7524。この機体も1978年頃 嘉手納の18th TFW/12th TFSにいた。1986年には欧州での戦いを想定したヨーロピアン-1スキームに塗り替えられ、何故か尾翼チップの星も4つに増えている。レードームを開けAPQ-72が露出している。
↑ この飛行隊のマーキングの独自性が強調されたマーキングで、機首の黒いラインがレードーム下方からコップピット後方まで延ばされた。
↑ 1986年5月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-7722
Wings
↑ 1989年2月に撮影されたF-4D/66-7658。飛行隊最後の迷彩スキーム・エジプト-Ⅰ。
↑ 1985年4月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-7658。この機体も1978年頃 嘉手納の18th TFW/25th TFSにいたが、クンサンの8th TFWに移動し、その後国内の航空団を経由して、ここに来たようで塗装パターンは嘉手納当時とはすっかり変わっていた。
↑ 1981年9月に撮影されたF-4D/66-7693。121st TFSに配備された直後の写真で、まだインシグニア等も書かれていない。上のイラストと同じ機体であるが、徐々にマーキングは派手になっていく。この機体は、嘉手納の第18戦術戦闘航空団第12戦術戦闘機中隊(12th TFS)で使われていた。
F-4D 121st TFS / District of Columbia ANG
(F-4D 1981~1990)
アメリカ合衆国首都であるコロンビア特別区(コロンビアは、大陸発見のコロンブスが由来)は、連邦の直轄地で、一般にワシントンD.Cと呼ばれる区域であるが、州と呼ばれるほど大きな場所ではなく、メリーランド州とバージニア州に挟まれた小さなエリアで、東京の八王子市より少し狭い程度の面積だ。ここにホワイトハウス、国会議事堂、国防省ペンタゴンなどが所在する。エリアは小さいが政治的には絶大な権力を有している場所で、独立行政地域である。この特別区にも州空軍同様の航空隊があり、本拠地はお隣のメリーランド州にあるアンドリュース空軍基地で、ご存知大統領専用機等の発着場所である。尾翼にDCの文字を入れたD型ファントムは、それまで使っていたF-105Dに代わり1981年に配備され、1989年まで9年間使われた。
↑ 1989年10月に撮影されたF-4D/66-7693。尾翼のマーキングでお判りの通り、113rd TFWの司令官指定機となっている。この機体のエジプト-Ⅰ迷彩は、特に明暗がはっきりとしている。主脚カバーとラックを見ても、このスキームは機体下面も濃淡グレーの迷彩である事が判る。
↑ 1989年6月に撮影されたF-4D/66-7677。この機体も1978年頃には嘉手納にいた機体である。同隊のインシグニアは、121st TFSのもの。
↑ 1983年飛行隊の各機に部隊徽(インシグニア)やフィンチップに色が入った頃のF-4D/66-7693。胴体の赤いラインが美しいが一時的に書かれたものらしく写真はあまり残っていない。
↑ 1983年7月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-7509。尾翼のチップに赤いラインと3つの星が書かれるようになった。インテーク横のインシグニアは、飛行隊の上部組織 第113戦術戦闘航空団(113rd TFW)のマークである。胴体左手には第121戦術戦闘機中隊(121st TFS)のマークが入っている。
↑ 1982年5月にアンドリュース空軍基地で撮影されたF-4D/66-7661。この機体は塗装だけでは、何の変哲もないファントムに見えるが、実はベトナム戦で1968年にMig-17、1972年にMig-21を落している機体なのである。上のイラストにも同機を描いたが、後にはインテークに撃墜マークが入る。